
クラフトビールへのこだわり
そもそも、クラフトビールとは?
最近、食の世界でも使われるようになった「クラフト」という言葉。その代表格がクラフトビールでしょう。ほかにもクラフトコーラやクラフトチョコレートなんてものも。クラフト焼酎、クラフトジン、クラフトウォッカなどの総称でクラフトスピリッツなどと呼ばれたりもします。

そもそも、「クラフト(Craft)」とは直訳で「手工芸、手づくり」のこと。それぞれの製品につくり手のこだわりが詰まったものを最近では「クラフト◯◯◯」と呼ぶようになっています。従来からのモノ消費からコト消費、イミ消費といったように消費者のスタイルが変化している中で、原料を厳選し、クオリティやコンセプトを磨いたものが注目されるようになったのです。
クラフトビールもこのクラフトのトレンドに同じく、つくり手のこだわりが凝縮されています。クラフトビールの主な原料は水、モルト(麦芽)、ホップ、酵母の4つです。これら原料について地産地消のものを使う、あるいはくだものや野菜、調味料などを付加して創るといった形でこだわっているクラフトビールが見られます。
SANDi BREWERYのクラフトビールにおけるこだわり
わたしたちの手掛けるクラフトビールはいわき市川前地域で製造されます。この地域はかつて、ホップの栽培が大々的に行われていました。ここで栽培されたホップは国内大手ビールメーカーへと出荷されていました。それから時が経ち、海外産ホップが格安で輸入されるようになった結果、川前地域でのホップ栽培も幕を閉じました。
2020年からSANDi BREWERYの代表であるサンディ(三戸 大輔)は川前地域の方々とともに、「ビールの里川前プロジェクト推進会」を設立。かつてこの地域で行われていたホップ栽培の再興を進めています。また、大麦も並行して栽培することで、ビールの主原料である「水・モルト・ホップ」がすべてこの地域で自給できる環境を整備中です。詳しくは以下のページをご覧ください。
世界に誇れるまち、川前(現在準備中)
わたしたちのつくるクラフトビールのこだわり、それは地域の原料をすべて使用したクラフトビールであること。しかし、現時点ではそこまでの道のりはまだまだ先であると考えています。ホップの作付け量も年間の醸造量に達しておらず、酵母も自分たちの醸造所で育てたものではないためです。

しかし、将来的にはすべてをこの地域でまかなえるようにしたい。そして、この川前地域をビールで知られるまちにしていきいたい。その想いは誰よりも強いと断言できます。もちろん、想いだけで消費者の皆さまに購入してもらえるとは考えていません。実際に飲んで美味しいクラフトビールであることが条件です。
「最高の時間を、クラフトビールとともに」
美味しく飲めるからこそ、酒の場での話に花が咲く。そのそばにあるクラフトビールでありたい。だからこそ、醸造技術に磨きをかけるべく、国内外の醸造所にて修行を積んできています。目指すは「いわき市川前発、世界行き」。そのような強いこだわりのもとで、SANDi BREWERYではビールづくりに挑み続けます。過去の修行の経緯についてはSANDi ブログにて紹介していきます。ぜひご一読ください。